治療期間の認識の違い

正治療は年単位の治療となります。
子供の治療の場合、顔を形作るあごの骨の成長も考えながら治療するので、早く治療を始めても場合によっては20歳ころまで治療が必要になることがあります。




さて、みなさんが矯正治療の期間を考えるとき長い、短いを判断するのはどの期間のことを考えて判断されているのでしょうか?
子供の例をあげてみると

  1. 治療計画を立て、
  2. 装置を装着して歯やあごの位置を整え、
  3. 装置を外して成長の様子を見守り、
  4. あごの成長が見通し付いて、マルチブラケット装置を装着してかみ合わせを整え、
  5. マルチブラケット装置を撤去して保定を始め
  6. 保定を終了して経過観察し、
  7. 治療を終える

良くあるケースは上のような流れになります。
1から7までを考えて治療期間が長すぎると考えられると、こちらも困ってしまいます。



たとえば、ある患者さんが1〜7までの治療期間で10年かかったとします。
正治療的には妥当な治療期間であったとします。
その患者さんが他の矯正治療を希望している患者さんに「10年かかった」と言った場合、
正治療を希望する患者さんが、1〜7の期間で10年かかったと理解してくれれば良いのですが、
2〜5の期間、もしくは5の期間だけで10年かかったと思われて、治療をするのをためらわれることがあるとしたら。
正治療を希望している患者さんにとって不利益かなと考えます。




できれば、矯正治療を経験されたかたは他のかたに治療期間の話をされる場合は、治療はどのように進行し、どの期間が何年といったように説明していただければ幸いです。




この記事を読んでいただいてありがとうございます。
よろしければ下のバナーをクリックしてください。
記事更新のはげみになります。
にほんブログ村 美容ブログ 歯列矯正へ
にほんブログ村
宮崎の矯正歯科医