上と下の歯の大きさのバランス

矯正の治療計画を立てる時に、歯の大きさを測ります。
多くの人は上の歯と下の歯の大きさのバランスが整っているのですが、
中には上の歯の大きさが大きい人や、小さい人など、バランスがずれている人もいます。
上下の歯の大きさのバランスをみて、上の方が大きい人を何も考えずに矯正すると上の歯が下よりも出気味になったり、
下の方が大きい人を何も考えずに矯正すると前歯の先と先で咬むようなかみ合わせになったりする恐れがあります。
そのため、事前に上下の歯のバランスを見てかみ合わせを作る上での工夫を考えています。



具体的に言うと、

下の前歯6本の横幅を上の前歯6本の横幅で割った値が0.78前後だと前歯のバランスが整っていて、これから大きく外れるとバランスがずれていることになります。




また、下の12本の歯の横幅を上の12本の歯の横幅で割った値が0.91前後だと全体的なバランスが整っていて、これから大きく外れるとバランスがずれていることになります。



このように、治療を始める前にかみ合わせの予想を立てる上で歯の大きさの計測はかかせないのです。




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宮崎の矯正歯科医