レントゲンの分析

以前このブログでも書きましたが、私の歯科医院の矯正用のレントゲンはデジタルです。
昔のレントゲンはフィルムを現像していましたが、今のシステムは人体を通過したエックス線を機械が直接拾い上げ、コンピューター上に表示します。
メーカーによるとフィルムタイプの1/10程度の被曝量だそうです。



この情報を分析ソフト(私が使っているのはWinCephというソフトです)に送り、コンピューター画面上で計測に必要な点(目や耳、歯やあごの位置など)を打ちます。

上の写真はレントゲン写真上に直接点を打ったものです。
点を打ち終わると、分析プログラムは自動的に角度や距離など必要なデータを計測してくれます。

上の写真はその計測データです。
このプログラムには様々な分析方法が入っていて、その他にも自分独自の分析をしたい時に自動的に計測するようにカスタマイズすることも可能です。



昔のように、レントゲンフィルムにトレーシングペーパーを貼り、トレースをおこなってから分度器や定規を当てて計測するということはなくなってきました。
分析にかかる時間もかなり短縮できるようになりました。



ただ、レントゲン画像上に直接点をプロットした画像はなんだかなじめないので、
少し手間がかかりますが、一度ドローソフトに送って、ドローソフトでトレースをしてから分析するようにしています。

上の写真はドローソフトでトレースした画像を分析ソフトに入れたものです。
一番上の写真と比べると骨の形が見やすいので、こっちのほうが好きです。



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宮崎の矯正歯科医