あごの手術が必要な骨格性下顎前突

骨格性下顎前突は上あごや下あごの形、大きさの不正によって下あごが上あごよりも前にずれているものです。


程度が軽ければ矯正治療で十分に改善しますが、重症のものでは手術を併用した矯正治療を行わないとかみ合わせの改善が困難になります。


骨格性下顎前突の患者さんでは低年齢の間から矯正治療を行うと骨格の不正の改善が見込めますが、小学校高学年以上では年齢に従って改善効果が見込めません。


特に思春期の身長が伸びる時期に差し掛かると下あごはどんどん大きくなるので、骨格性の下顎前突が悪化することが多いです。


最近では骨格性下顎前突の子供に関しては親御さんが低年齢から矯正相談に来られるケースが多いため、小学校高学年から中学・高校生ぐらいの骨格性下顎前突で手術が必要なケースはかなり減っていると思います。


私の歯科医医でも開院してからで見ると、手術が必要な骨格性下顎前突と診断したのは7人で、内訳は成人6人に対し、中学生1人です。


中学・高校生の手術が必要な骨格性下顎前突の患者さんが減る一方で、以前だとあまり治療をしなかった年齢層の方が増えています。


矯正に対する一般の方々の意識の変化がうかがえます。


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宮崎の矯正歯科医