幼児の乳歯の外傷

小さいお子さんはすぐにこけます。
こけたときに前歯をぶつけることが少なくありません。
私も幼児期に顔からこけて上の乳歯2本抜歯になりました。
今回は子供の乳歯の外傷後の問題について書いていきます。



まだ永久歯の生えてこない小さいお子さんが乳歯をぶつけたとき、抜歯したり、隣の歯と固定したり、そのまま様子をみたりなどなど、
けがの状況に応じて一番適切な処置が行われます。
小さい子供のけがなので、患児、保護者ともに大変なストレスでしょう。
処置が終わるとほっとされると思いますが、あとで問題が出てくる場合があります。



乳歯の外傷によって、時に次に生えてくるはずの永久歯がなかなか生えてこないことがあります。
そういうときに多いのが、永久歯の向きが変わっていることです。

上のレントゲンは断層写真で、本来生えてくるはずの永久歯が生えないために来院した患者さんのものです。
この患者さんは以前に乳歯をぶつけて抜歯になっていました。
レントゲン写真では歯が1本だけ他の歯の方向と90度回転しています。
こういった場合、矯正治療で歯を並べることができるケースもありますが、多くは抜歯になります。



乳歯をぶつけたことのある子供のご両親はできれば1年に1回でも歯科医院でレントゲンを撮り、次に生えてくる永久歯の状態を確認されることをおすすめします。



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宮崎の矯正歯科医