災害義捐金や募金活動について

本日は批判的な内容が含まれています。
読まれて気分を害されるかたも出るかもしれませんが、あえて書かせてください。



先日街頭で募金を訴えていた人が募金から缶コーヒーを買い、警察に突き出された記事がありました。
今回の災害に対する募金に寄付される人は募金がすべて今回の災害に関連したことに対して使われると思い募金されています。
これらの募金を届けるにあたって、振り込み手数料や届けるための費用など諸経費を差し引くことは心情的にはまだ許せます。
実際には金融機関では災害義捐金の振込みには手数料をとらずに対応されているところが多いと思いますが。
しかし、災害に対する募金という趣旨で集めておきながら他のことに流用することは寄付した方々に対して詐欺を働いていることになります。



日本ユニセフ協会という組織があります。
国連の一機関の国際連合児童基金ユニセフ)とは全く別団体で、ユニセフの日本の出先機関ユニセフ東京事務所です。
日本ユニセフ協会今回の災害に対して募金を募っています
当然ここに募金すれば今回の震災に対してすべて寄付されるような印象を受けます。
しかし、日本ユニセフ他のページを除いてみると、
日本ユニセフ協会は、当協会内に「東日本大地震緊急支援実行委員会(仮称)」を設置。当面の支援活動の費用として、当協会が同実行委員会に1億円を準備し、本緊急支援への募金を受け付ける口座を設置しました。こちらでお預かりした募金は、全額、子どもたちを中心とする被災者の方々への支援に活用させていただきます。(なお、当緊急支援に必要な資金を上回るご協力をいただいた場合(被災者の皆さまへの支援が行き届き、ユニセフ日本ユニセフ協会が提供できる内容の支援が被災地では必要ないと判断される場合)、ユニセフが実施する他国・地域での紛争・自然災害などによる緊急・復興支援に活用させていただくことがありますので、ご了承願います。)
とあります。
この一文は募金を募るページの横にでも但し書きで入れるべきものであり、趣旨として善意で行っていてもやっていることは募金詐欺といっしょです。



募金活動のプロである組織の行動としてはお粗末ではないかと思います。



震災に対する募金が必要な額を上回ることはないと思います。
流用されること無く全額確実に寄付され、被災者の少しでも助けとなることを祈っています。



批判がましいことを書き、失礼しました。